船井総合研究所の創業者で、経営コンサルタントの第一人者である、船井幸雄さんは、「この世の中に偶然はひとつもない。あるのは必然だけです。」と常に言っています。
身の回りの出来事も、世界中で起こる出来事もすべて偶然ではなく、必然なのだと言っています。
日本では初のノーベル賞を取った京都大学名誉教授の湯川秀樹博士は、ビルの屋上から下の十字路を見下ろしている人がいます。
いま、その十字路の先を東から西へと車がスピードを上げて走って来ました。ふと見ると、老人が交差点に向かって南へ歩いています。
「あのままではぶつかる」屋上の男には、手に取るように数秒後の光景が見えるのですが、車も老人もビルの谷間の交差点へと向かっています。そして、衝突します。
「いやあ、あんな角から急に車が出て来るとは。不運でした」「私こそ、あのいつもの人通りの少ない交差点で人間をはねるなんて、偶然とはいえ」。屋上の男は思います。
いやあの事故は、偶然なんかではなく、私には完全に予測できたのだから、あの事故は必然的に起きたのですと。」
この様な例をあげて、「一つの出来事が偶然起こることなどと言うのは、人間の傲慢なのだ。」と言っています。
私たちもこの言葉の意味を、深く捉えていかなければならないでしょう。


